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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第4章 何度でも、あなたに恋をする
 ジュンスが笑いながら、ひょいと身軽に飛んできた拳をよけた。
「俺たちは何度も夜を共にした仲なんだぞ、そなたも憶えているだろう、明姫」
 熱い声で耳打ちされ、ファヨンの顔は更に熟した果実のようになった。皮肉なことに、ファヨンとしては未経験でも、明姫としての魂はユンと過ごした濃密な夜のことをしっかりと記憶しているのだ。
 居たたまれない心地のファヨンをジュンスは笑いながら眺めている。
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