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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第2章 過去世の記憶
「ファヨンはもしかして、彼と知り合いなの?」
「知り合いなんかじゃないわ。あの男、少しここがおかしいのよ」
 と、ファヨンは一週間前の講義中の出逢いから、その翌日にぶつかったことまですべてを話した。だが、美絵にも彼と二度目に逢ったときに感じた既視感のことは話さなかった。そんなことを話したら、自分まで頭がおかしいと言っているようなものだ。
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