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甘く、深く、繋がって
第9章 乱された身体
胸の頂きを捻られて、熱い舌にうなじをねぶられる。

あっ、やっ、あっ、あっ

あちこち同時に攻められて、あっという間に追い上げられた。

やっ、だめっ
も……クる……いっちゃ、う

寸でのところで斎藤さんが両手を引いた。

はっ、ぁ……
……何、で?

「朝ホントに立てなくなっちゃうから、終わり、ね」
後ろから聞こえたのはからかいを含んだ甘い声。
放置されて強まる身体の疼き。

あ、さ……しごと?
無理……
起きられないよ

熱く疼くお臍の奥。無意識に脚を擦り合わせてた。
斎藤さんにふふっと笑われる。ツイッと腰を撫でる指に
「ひあん」
背中が弓なり、顎が反った。今度はその顎から喉へ指が這う。
「イキたい?」
耳に吹き込まれた囁き。
「はっあ……」
フルフルと顔を振って震えを払った。

……イき、たい。
イかせて。

ダメ、だめ……

身体は切に願ってる。でも、ダメ。

斎藤さんがはぁと息を吐いた。
「素直じゃないなぁ」
少し呆れたようにそう言って、布団を跳ね上げた。ヒヤリと冷えた空気に身体が縮こまる。
喉をツツッとなぞって斎藤さんが、上体を起こした。
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