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甘く、深く、繋がって
第9章 乱された身体
………
分っかんない。
そもそも一度収めた話を、改めて始めるにはどうすれば良いんだ?
身体の事なら分かんのに……
どこが弱いか、どんな風に弄って欲しいのか。
言葉で嫌がってても真純の身体は素直に反応する。分かりやすい。悩まない。
今まではそれで良かった。
お互い必要なのは身体だけ、だったから。
でも真純は……真純とは身体だけじゃなく、心でも繋がりたい。真純を、分かりたい。
それは、初めての感情で。
どうすれば良い?
対処の仕方が分からない。
穏やかな呼吸で眠る真純の髪を梳いた。指通りの柔らかい。栗色の髪。
閉ざされた目蓋。うっすらと涙のにじむ長い睫毛。双子の黒子。まだ少し赤い頬。
ホント、可愛いよな……
小さい鼻の下、赤く形の良い唇に覆い被せるように口付けた。
「……ん」
少し開いた口に遠慮なく舌を滑らせ、柔く熱い舌を絡めとる。
「んっ……ふぅ、ん」
甘い吐息。
歯列の裏をソロリとなぞると真純の身体がピクンと揺れた。
これ以上は、俺が止まれなくなる。
想いを残したままの唇を離し、そのまま胸に抱き寄せた。
真純、誤魔化さないで、涙の訳をちゃんと教えて?
分っかんない。
そもそも一度収めた話を、改めて始めるにはどうすれば良いんだ?
身体の事なら分かんのに……
どこが弱いか、どんな風に弄って欲しいのか。
言葉で嫌がってても真純の身体は素直に反応する。分かりやすい。悩まない。
今まではそれで良かった。
お互い必要なのは身体だけ、だったから。
でも真純は……真純とは身体だけじゃなく、心でも繋がりたい。真純を、分かりたい。
それは、初めての感情で。
どうすれば良い?
対処の仕方が分からない。
穏やかな呼吸で眠る真純の髪を梳いた。指通りの柔らかい。栗色の髪。
閉ざされた目蓋。うっすらと涙のにじむ長い睫毛。双子の黒子。まだ少し赤い頬。
ホント、可愛いよな……
小さい鼻の下、赤く形の良い唇に覆い被せるように口付けた。
「……ん」
少し開いた口に遠慮なく舌を滑らせ、柔く熱い舌を絡めとる。
「んっ……ふぅ、ん」
甘い吐息。
歯列の裏をソロリとなぞると真純の身体がピクンと揺れた。
これ以上は、俺が止まれなくなる。
想いを残したままの唇を離し、そのまま胸に抱き寄せた。
真純、誤魔化さないで、涙の訳をちゃんと教えて?