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甘く、深く、繋がって
第2章 遭遇
脇から急に飛び出して来た女。
ぶつかる寸前に身を捩って足元に崩れ落ちた。
そんなに無理に避けなくても大丈夫だよ?
彼女には見覚えがあった。
よく店に来てくれる。仲間内での通称『姫ちゃん』何時も同僚らしき男連中に守られてる。
こんなに近くで見たのは初めてで……
俺を見上げる涙の浮かんだ黒目がちな瞳が印象的。小さい鼻。見るからに滑らかで柔らかそうな頬。ふっくらとしたピンクの唇。
うん、可愛い。
これは守りたくなるね。
妙に納得して、食指が動く。少し乱れたスカートから覗く白い脚に目がいって
あぁ、これ足首イッてるな。
腫れた足首に内心ほくそ笑んだ。
持ち帰ろうと見下ろして、感じた既視感。
長い睫毛に縁取られた潤んだ瞳、右目の端のごく小さな二つ並んだ泣き黒子。
何処かで同じように見下ろしたことがある。
でも、思い出せない。
……モヤモヤする。
俺を見上げる小さな女。
めちゃくちゃにして啼かせたい。
そう、思った。
ぶつかる寸前に身を捩って足元に崩れ落ちた。
そんなに無理に避けなくても大丈夫だよ?
彼女には見覚えがあった。
よく店に来てくれる。仲間内での通称『姫ちゃん』何時も同僚らしき男連中に守られてる。
こんなに近くで見たのは初めてで……
俺を見上げる涙の浮かんだ黒目がちな瞳が印象的。小さい鼻。見るからに滑らかで柔らかそうな頬。ふっくらとしたピンクの唇。
うん、可愛い。
これは守りたくなるね。
妙に納得して、食指が動く。少し乱れたスカートから覗く白い脚に目がいって
あぁ、これ足首イッてるな。
腫れた足首に内心ほくそ笑んだ。
持ち帰ろうと見下ろして、感じた既視感。
長い睫毛に縁取られた潤んだ瞳、右目の端のごく小さな二つ並んだ泣き黒子。
何処かで同じように見下ろしたことがある。
でも、思い出せない。
……モヤモヤする。
俺を見上げる小さな女。
めちゃくちゃにして啼かせたい。
そう、思った。