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甘く、深く、繋がって
第1章 プロローグ
フッと緩んだ拓真さんの口元。
「ホントにエロいね、真純。でも今のじゃ及第点はあげられないな」
大きな左手が私の右頬を包む。親指が下唇をなぞり、その重さに口が開かされて……
長い人差し指が端から口の中に滑り込んできた。
「舐めて?」
そう言って、拓真さんが腰を押し付ける。
「ぁあん!」
欲しかった刺激。ズンと響いて腰がとろけそう。なのにギリギリまで引きぬかれて止められてしまった。

イ、ヤ……

拓真さんが静かな目で私を見てる。
「舐めて、真純。俺にしたいと思うように」
ニィッとまた口角を上げ、意地悪に微笑んで。拓真さんが私の口に差し込んだ人差し指を上下に振った。
「ほら、早く」
言葉と同時、深く突き上げてくる。
「あぁっ」
続けて円を描くように動いた腰にグリッと奥を抉られて、声にならない悲鳴があがる。
「真純」
どこか切ない優しい声。名前を呼ばれて求められていると嬉しくなる。頭の芯が痺れてく。

気持ち、良い……
もっと……
もっと、拓真さんが……欲しい

私は求められるまま、拓真さんの指に舌を絡めた...
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