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甘く、深く、繋がって
第26章 睦みあう
うっすらと開いた瞳に写ったのは真っ白なシーツ。
窮屈に感じるほど身体を折り畳まれて、後ろに覆い被さる拓真さん。
背中に伝わる早い鼓動と少し荒い呼吸。
耳の後ろを擽る熱い吐息にゾクゾクする。

……私、飛ばされて、た?

ゆるゆると戻って来たばかりの意識は曖昧で。
身体が気だるく、熱っぽい。
喉がヒリつく。
キツくベッドに押し付けられた手の先がジンジンする。
そして何より、拓真さんと密着した場所が、熱い。ソコから奥へ感じる圧迫感。ヒクッと動かれる度に甘く疼く。
「あっ……」

まだ、繋がってる……

意識した途端、じわりと頬が熱くなった。
「ますみ」
甘いテノールが耳朶を撫でる。
「ふ、ぅん……」
腰に響く低音。じわりと痺れて動けない。
「身体、どう?」
心配そうに聞かれて。
「……とっ、溶けちゃいそう、です」
正直に答えた私に拓真さんがふふっと笑う。と同時に揺すられて
「あっ、や、んっ!」
私のナカが拓真さんをキュウッと締め付けた。
「はっ……イイ、ね」
言葉と同時、お腹に回された長い腕。
「まだだよ。まだ、寝かせない」
グイッと腰を引き起こされて。
「あぁっ」
深まった繋がりに震えが走った。
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