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甘く、深く、繋がって
第27章 微睡みの中へ
思わず反らした背中。拓真さんの大きな手に優しく撫でられて、ゾクゾクする。
「ふ、ぁ……」
滑り込んできた指先に唾液を絡めて頂きを捻られた。その先を舐める舌のザラリとした感触に
「ん、んんっ」
下から上へ震えが走る。
「真純、呼んで?」
「……たく、ま、あぁっ!」
促されるまま名前を呼ぶと、ほぼ同時に奥を揺すられる。

はっ、ぁあ……

目の前がチカチカする。震える腰は甘く痺れて。

イ、ィ……

コツンと額が重なった。
「真純、目、開けて?」
甘い声に誘われる。ゆっくりと目蓋を上げて、目の前に迫る拓真さんの艶を帯びた瞳。その纏う緋色に、優しくも熱い瞳に胸の奥が焦がされる。
じわりと滲む拓真さんの顔。
「愛してるよ、真純」

あぁ……

幸せに過ぎて、一気に溢れ出す。
「っ……た、拓真さ、んっ」
チュッと涙を吸い上げ
「拓真」
言い直すよう促してくる。その口角が右だけ上がった。
「……っ、拓真、あっんん!やっ、たく、まぁ!」
名前を呼ぶ度、揺らされて。奥底から込み上げてくる。熱い波に飲み込まれてく……

喉を吐いて出る甘えた嬌声。鳴り止まない水音。

も、だめ……

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