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甘く、深く、繋がって
第27章 微睡みの中へ
合間に数時間寝たとはいえ、流石に怠い。
ゴムを処理し、昨日とは違う理由でそのまま真純の隣に滑り込む。
「ん……」
小さく身じろぎ、擦り寄って来た華奢な身体。甘い香りと愛しい温もり。しっとりと手に吸い付いてくる滑らかな肌。味わいながら背中から腰へ手を滑らせた。
包み込むように抱き寄せて、直に触れ合う肌が心地良い。
すぐに襲い来る眠気。腕の中に閉じ込めた真純と一緒に微睡みに沈む。それは幸せな時間。
やはり帰したくないな……
軽く後悔しながら、柔らかな髪に口元を埋めた。
眠りに落ちそうになりながら、頭に浮かぶのは真純の事で。嬉しかったとは言え、飛ばしすぎた。反省しつつも口許が緩む。
やっと、素直になった。
欲を抱く自身に否定的だった真純。
あんな目に会ったんだ。それは当然。もっと嫌悪してたとしてもおかしくない。
だから、最初はアルコールのせいだと思ってた。でも、そうじゃなかった。
『伝わってくるんです』
そう言って泣いていた……
真純は自分の意思で、俺を求めてくれた。
ゆっくり身体を離して覗き込む。
閉ざされた目蓋。口元は緩く弧を描いていて。
安心しきった寝顔に笑みが零れた。
ゴムを処理し、昨日とは違う理由でそのまま真純の隣に滑り込む。
「ん……」
小さく身じろぎ、擦り寄って来た華奢な身体。甘い香りと愛しい温もり。しっとりと手に吸い付いてくる滑らかな肌。味わいながら背中から腰へ手を滑らせた。
包み込むように抱き寄せて、直に触れ合う肌が心地良い。
すぐに襲い来る眠気。腕の中に閉じ込めた真純と一緒に微睡みに沈む。それは幸せな時間。
やはり帰したくないな……
軽く後悔しながら、柔らかな髪に口元を埋めた。
眠りに落ちそうになりながら、頭に浮かぶのは真純の事で。嬉しかったとは言え、飛ばしすぎた。反省しつつも口許が緩む。
やっと、素直になった。
欲を抱く自身に否定的だった真純。
あんな目に会ったんだ。それは当然。もっと嫌悪してたとしてもおかしくない。
だから、最初はアルコールのせいだと思ってた。でも、そうじゃなかった。
『伝わってくるんです』
そう言って泣いていた……
真純は自分の意思で、俺を求めてくれた。
ゆっくり身体を離して覗き込む。
閉ざされた目蓋。口元は緩く弧を描いていて。
安心しきった寝顔に笑みが零れた。