この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第32章 溶け合う身体(前)
また俺をキツく抱き締めて、真純の腕から力が抜ける。スルリと頭を滑ってベッドへ落ちた左手。突っ張っていた身体も同時に緩んで。
チュッと吸い上げて唇を離し、小さく震えた真純の胸元から頭を起こした。
見下ろした真純の目元が赤い。閉ざされた目蓋。長い睫毛の下に涙を溜め、薄く開いた口で浅い呼吸を繰り返す。
「ますみ」
曲げた人差し指の背でその涙を掬う。その手の甲に真純が左手を重ねてきた。
ゆっくりと持ち上がる目蓋。
睫毛の影を写し、見上げてくる潤んだ瞳。そこに宿る情欲は熱を増していて。匂い立つ婀娜(あだ)に目を奪われた。
普段の可愛い顔立ちとは違い、女の色気を纏う彼女は本当に綺麗で
「綺麗、だよ。真純」
そのまま自然と口を吐いて出ていた。
「っ……!」
真純の頬が真っ赤に染まる。恥ずかしがって視線を逸らす彼女が可愛くて、愛しくて。
「もっと感じて、もっと綺麗になって」
顔を寄せ、声を抑えて囁いた。
すぐ目の下にある真純の唇。ふっくらと柔らかなソレをもっと味わいたい。
チュッと軽く触れた後
「愛してる」
角度を変えてゆっくりと重ね合わせた。





/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ