この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第32章 溶け合う身体(前)
また俺をキツく抱き締めて、真純の腕から力が抜ける。スルリと頭を滑ってベッドへ落ちた左手。突っ張っていた身体も同時に緩んで。
チュッと吸い上げて唇を離し、小さく震えた真純の胸元から頭を起こした。
見下ろした真純の目元が赤い。閉ざされた目蓋。長い睫毛の下に涙を溜め、薄く開いた口で浅い呼吸を繰り返す。
「ますみ」
曲げた人差し指の背でその涙を掬う。その手の甲に真純が左手を重ねてきた。
ゆっくりと持ち上がる目蓋。
睫毛の影を写し、見上げてくる潤んだ瞳。そこに宿る情欲は熱を増していて。匂い立つ婀娜(あだ)に目を奪われた。
普段の可愛い顔立ちとは違い、女の色気を纏う彼女は本当に綺麗で
「綺麗、だよ。真純」
そのまま自然と口を吐いて出ていた。
「っ……!」
真純の頬が真っ赤に染まる。恥ずかしがって視線を逸らす彼女が可愛くて、愛しくて。
「もっと感じて、もっと綺麗になって」
顔を寄せ、声を抑えて囁いた。
すぐ目の下にある真純の唇。ふっくらと柔らかなソレをもっと味わいたい。
チュッと軽く触れた後
「愛してる」
角度を変えてゆっくりと重ね合わせた。
チュッと吸い上げて唇を離し、小さく震えた真純の胸元から頭を起こした。
見下ろした真純の目元が赤い。閉ざされた目蓋。長い睫毛の下に涙を溜め、薄く開いた口で浅い呼吸を繰り返す。
「ますみ」
曲げた人差し指の背でその涙を掬う。その手の甲に真純が左手を重ねてきた。
ゆっくりと持ち上がる目蓋。
睫毛の影を写し、見上げてくる潤んだ瞳。そこに宿る情欲は熱を増していて。匂い立つ婀娜(あだ)に目を奪われた。
普段の可愛い顔立ちとは違い、女の色気を纏う彼女は本当に綺麗で
「綺麗、だよ。真純」
そのまま自然と口を吐いて出ていた。
「っ……!」
真純の頬が真っ赤に染まる。恥ずかしがって視線を逸らす彼女が可愛くて、愛しくて。
「もっと感じて、もっと綺麗になって」
顔を寄せ、声を抑えて囁いた。
すぐ目の下にある真純の唇。ふっくらと柔らかなソレをもっと味わいたい。
チュッと軽く触れた後
「愛してる」
角度を変えてゆっくりと重ね合わせた。