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五十嵐さくらの憂鬱。
第8章 …8
ドライヤーで乾かして
樹のいるリビングへと向かう。

樹はのんびりとソファに横たわりながら
寝息を立てていた。

「先輩、寝てるの?」

さくらが覗き込んでも
樹はすうすう言うだけで反応しない。
その唇にさくらはそっとキスをした。

「…ありがとう、樹先輩…」

途端に腕を掴まれて
気づいた時には樹の上で抱きとめられていた。

「寝込み襲うなんていい度胸だな」
「な、襲ってなんか…」

あとは口を塞がれて言葉にならない。
気持ちよすぎるキスに
さくらには抵抗する権利さえなく
樹の舌のいう通りにした。

「さくら…。エロい顔。
そんな格好で誘惑するわけ?」

樹はさくらの胸を下から優しく揉み上げた。

「あ…ちょ…」

下着をつけていないため、
手の感覚が直に伝わる。
さえずるようなキスをして
樹は満足そうに、でも意地悪に微笑む。

「お風呂上がりのいい匂いで
下着もつけずにのこのこ男の前に現れると
どうなるか知らないの?
教えてあげようか?」

言うや否や
さくらはソファに押しつけられた。
苦しいほどのタイトなキスをされる。

首を犯されその隙にシャツのボタンをはずされた。
痛いところには触らず
丁寧に、優しく愛撫する。

「あ、も…。わかりました、わかりましたって…っ」
「わかった? さくら。
そんなんじゃ、男誘ってるようにしか、見えない。
心配だな…」

樹はさくらから剥がれると
ひょいとさくらをお姫様抱っこして布団に寝かせた。
腕枕をしてさくらを抱きしめる。
光輝とは違う、太くたくましい腕に
さくらは心臓が飛び出そうになった。

「心配だな、さくら。
どれがいいことで、どれが悪いことか。
ちゃんと教えないとかもな…」

さくらの耳たぶをいじりながら
樹は低く甘い声でささやく。
整った顔が目の前にあり
ガラスのような瞳がさくらを捉えて動けなくさせた。

「…それに、まだ、中でイく感覚、つかみとれてないだろ?」
「いや…もう充分わかって…」

わかってないよ、と口づけされて
さくらはときめいた。

「もっと、教えてあげるよ。気持ちいいこと。
もっと感じる身体にしてあげる。
俺だけしか求められなくなるようにー」

さくらは樹の眠りを誘うキスの魔法にかかり
「はい…して下さい…」
とつぶやくと
深い眠りに落ちた。

「いいよ。してあげる」

樹は妖艶に微笑んだ。
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