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第20章 …20

「え、今、なんて？」

「聞こえなかったのか？」

悪い子だな。
そう言って樹がさくらの膨れ上がった蕾に
震えるオモチャを押し当てた。

「いや、いやっ！ せんぱ、もう…っあ！」

さくらは両手をベッドに縛られている。
足は折られた状態で拘束され、
樹に押し広げられて
秘部を露わにした格好で責められていた。

その刺激に耐えられず
腰をビクビクと跳ねさせたのは、
もうこれで何度目だろうか。

シーツはすでに
さくらの愛液でびしょびしょになっている。

「もう一回言って欲しい？」

さくらは困惑した。
樹が言ったことが、全くもって理解できなかったのだ。
そんな表情を浮かべていると
樹は不満だったのか
今度は男性のそれを模した
オモチャを取り出してきて、
さくらの前で電源を入れて動かす。

「や、先輩、まって、まって」

「ん？ やだ」

樹はそのオモチャに
自身の唾を垂らすと
さくらの入り口に持って行く。

「さくら、拒否してるのに
そんな嬉しそうな顔してたらダメだ」

そういうと、樹は
さくらの中にゆっくりとそれを押し込む。

「あっ…い…やぁ…」

「嫌じゃないだろ。こんなにビクビクして」

樹の言う通り
彼の与える刺激に悦ぶ身体は
赤く火照り、そのオモチャを意気揚々と飲み込んでしまった。

樹は電源ボタンを押さず
そのオモチャでさくらの中を丹念に擦り付けて
気持ちいいところに押し付けると
グイグイとそこを刺激する。

「あ、ヤダヤダ…またイっちゃ…あっ…！」

体を反らせてさくらがイったところで
オモチャの蕾を捉える突起を蕾に押し付け
意地悪にも電源ボタンを震わせた。

「あ。いやぁぁっ…っあ！」

さくらが苦しそうに連続で果てる。
イきすぎて顔を真っ赤にした所で
それを抜くと
樹は自身の欲望を
さくらの中に押し付ける。

「っあ、せんぱ…」

「気持ちいいか、さくら」

それにさくらは
涙目で首を縦に振った。

「だから、進学するって言ったんだ」

さくらの理性が飛ぶか飛ばないか
そのギリギリのところで
樹はさくらに話しかける。

「え？…っあ、まって…せん…ぁ」

さくらは樹の刺激に耐えようとするのと
声を聞こうとするのと
理解しようとして
混乱したまま喘いだ。