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第3章 二十人殺し

生臭い声をあげて、ミュカは弾けた。

男たちが精液を吹き上げる。

顔にも胸にも腹にも飛び散って、ミュカの体を白く塗りつぶしていく。
体内に叩きつけられた液体も、行き場所をなくして溢れだした。

一斉に放たれた精液にまみれ、ミュカはうっとりと溜め息を吐く。

死にゆく男たちの最後の山場だった。
魂を抜かれ、彼らは倒れていく。

死体の中でミュカはのんびりと余韻に浸った。
胸の辺りにある雫をかき集めて、ぺろりと指を舐める 。