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第2章 母と息子

肉の裂け目にある小さな粒を探り当てると、リュイの背筋がびくびくと仰け反った。

「ま、待って。少し休憩させて……」

アルベリオは耳元で囁いた。

「ねぇ、母さん。ずっとこういうことがしたかったんでしょう？　母親面しながら、僕のことずっと、こういう目で見てたの？　……酷い母親だね」

クスクス笑うと、リュイの表情がひきつった。

「アルベリオ……？」

「 大丈夫だよ、母さんの望みは、僕が叶えてあげる」