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第2章 母と息子

翌朝、アルベリオが居間に出てくると、ミュカがびくりと顔を上げた。
どうやらテーブルに突っ伏して眠っていたらしい。

「……あー、終わったか？」

髪をかき上げながら言うミュカに、アルベリオは無言で頷いた。

ミュカはもごもごと口ごもり、つっかえながらしゃべりだした。

「あ、あのさー。言い忘れてたんだけど、うちら、やりすぎるとさー、その……」

「心配しなくても、母さんなら死んだよ」