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第18章 彼女の本性

一瞬、何を言われたのか理解できなかった。


「……ご、ごめんなさい。 もう一度……」

「だから、美和ちゃんもあまり姫宮くんに近寄りすぎないようにしてね。
姫宮くんは私のものだから、好きになっても辛いだけだよ？」


………あたしの中で

何かがプツッと外れる音がした。

体が震える。


「優香さんは、蓮くんの彼女ですよね？
ヒメがいくら元カレだからって……
どうして別れたのかは分からないけど、さっきから言ってる事がおかしいです……！」

「…………」

「花火の時だって、前に会った時とは全然違う態度だったし
一体……何をどうしたいんですか？」


一気に喋ったから、喉が渇く。

あたしはまだひと口も飲んでいなかったオレンジジュースを口に含んだ。


変だよ……絶対変！

蓮くんの彼女で、ヒメの恋人？

わけわかんない！