この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第22章 ゆらめき
……つ、掴まってって言われても……!!
「あ、荷物はそこに置いといていいよ。
俺が上げるから。
先に香月が中に入っちゃって」
「で、でも………」
「早くしないと、不法侵入するとこ誰かに見られるぜ?」
それはマズイ!!
蓮くんの言葉で、あたしの身体は条件反射してフェンスに飛び付いた。
網につま先を乗せて、蓮くんの手に掴まる。
ビクビクしながらフェンスを越えると、先に敷地内に入った蓮くんに支えられて、なんとか土の上に立つ。
蓮くんはすぐにフェンスに戻り、バッグを持つと
もう一度軽々と乗り越えて、あたしの前にジャンプで着地した。
「よし、行くか」
「……れ、蓮くん……」
呆気に取られるあたしに、蓮くんはニコッと微笑んで。
スタスタと歩き出した。
「あ、荷物はそこに置いといていいよ。
俺が上げるから。
先に香月が中に入っちゃって」
「で、でも………」
「早くしないと、不法侵入するとこ誰かに見られるぜ?」
それはマズイ!!
蓮くんの言葉で、あたしの身体は条件反射してフェンスに飛び付いた。
網につま先を乗せて、蓮くんの手に掴まる。
ビクビクしながらフェンスを越えると、先に敷地内に入った蓮くんに支えられて、なんとか土の上に立つ。
蓮くんはすぐにフェンスに戻り、バッグを持つと
もう一度軽々と乗り越えて、あたしの前にジャンプで着地した。
「よし、行くか」
「……れ、蓮くん……」
呆気に取られるあたしに、蓮くんはニコッと微笑んで。
スタスタと歩き出した。