この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第24章 練習…?
「相変わらずだな、お前は」
「………!!」
急に後ろから声がして、あたしは窓辺にもたれかけてた体を飛び起こした。
……この声……
「……ヒメ……!」
ピアスやらブレスレットやらを身にまとって
ヒメはあくびをしながら近付いてきた。
……ヒメに会うのは、優香さんに会った帰り、並木道で泣いた日以来だ。
「…………っ」
忘れようとしてたのに、あの日の記憶がまた浮かび上がってくる。
……っていうか
「ヒメ、始業式にいなかったよね?」
あ、そういえば教室でも見てない。
「ここで寝てた」
「……は!?」
「始業式なんてダリーじゃん。
今日ここ休みだし、ぐっすり眠れたわ」
へっ?今日図書室開いてない日なの?
だから誰もいないし電気もついてなかったんだ。
……でもさ。
「じゃ、じゃあどうやってここに入ったのよ」
「鍵もらった」
「鍵!?」
「俺、図書室のオバサンと仲良しなんだよね」
「………!!」
急に後ろから声がして、あたしは窓辺にもたれかけてた体を飛び起こした。
……この声……
「……ヒメ……!」
ピアスやらブレスレットやらを身にまとって
ヒメはあくびをしながら近付いてきた。
……ヒメに会うのは、優香さんに会った帰り、並木道で泣いた日以来だ。
「…………っ」
忘れようとしてたのに、あの日の記憶がまた浮かび上がってくる。
……っていうか
「ヒメ、始業式にいなかったよね?」
あ、そういえば教室でも見てない。
「ここで寝てた」
「……は!?」
「始業式なんてダリーじゃん。
今日ここ休みだし、ぐっすり眠れたわ」
へっ?今日図書室開いてない日なの?
だから誰もいないし電気もついてなかったんだ。
……でもさ。
「じゃ、じゃあどうやってここに入ったのよ」
「鍵もらった」
「鍵!?」
「俺、図書室のオバサンと仲良しなんだよね」