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片想いの行方
第26章 交差する想い
「………?」
ヒメは下駄箱とは逆の方向に、廊下を曲がって行った。
……どこに行くんだろう。
いつもは色んな子に囲まれて、まっすぐ帰っていくのに
なんとなく気になる。
あたしは立ち上がって、そっとヒメの後を追うことにした。
* * *
隣りのクラスを曲がった所で、その後ろ姿に追いつく。
職員室を過ぎて、階段を上がって、また曲がって……
途中ですれ違う女の子達が、キャーキャー言いながらヒメを見て振り返る。
ヒメはスタスタと歩き続けて、最後の階段で姿を消した。
「……屋上……?」
私は駆け足で階段を登って
そおっと屋上のドアを開けると……
「なに尾行してんだよ、ストーカー」
ヒメは下駄箱とは逆の方向に、廊下を曲がって行った。
……どこに行くんだろう。
いつもは色んな子に囲まれて、まっすぐ帰っていくのに
なんとなく気になる。
あたしは立ち上がって、そっとヒメの後を追うことにした。
* * *
隣りのクラスを曲がった所で、その後ろ姿に追いつく。
職員室を過ぎて、階段を上がって、また曲がって……
途中ですれ違う女の子達が、キャーキャー言いながらヒメを見て振り返る。
ヒメはスタスタと歩き続けて、最後の階段で姿を消した。
「……屋上……?」
私は駆け足で階段を登って
そおっと屋上のドアを開けると……
「なに尾行してんだよ、ストーカー」