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片想いの行方
第27章 ヒメの願い
『確かに美和は……引っ込み思案で人見知りなところがあるから、誤解されやすいけど』
そんな質問をしてきた真意が分からないけど、私は続ける。
『私やヒメなんかとは違って、とっても心がピュアなのよ。
私はそんな素直な美和が好きだから、友達になったの。
蓮くんのことだって……美和は本気で好きなんだよ。
あんなに毎日図書室から飽きずに眺めちゃうくらい、蓮くんを一途に想ってるんだよ』
……私の言葉を黙って聞いていたヒメは
ふっと笑った。
『……あぁ、知ってる』
『………?』
『だから俺は……蓮を優香から離して、美和とくっつけたいんだ。
あれだけ素直で、真っ直ぐに蓮を想う美和となら………
蓮は、きっと本当の自分に戻れる』
そんな質問をしてきた真意が分からないけど、私は続ける。
『私やヒメなんかとは違って、とっても心がピュアなのよ。
私はそんな素直な美和が好きだから、友達になったの。
蓮くんのことだって……美和は本気で好きなんだよ。
あんなに毎日図書室から飽きずに眺めちゃうくらい、蓮くんを一途に想ってるんだよ』
……私の言葉を黙って聞いていたヒメは
ふっと笑った。
『……あぁ、知ってる』
『………?』
『だから俺は……蓮を優香から離して、美和とくっつけたいんだ。
あれだけ素直で、真っ直ぐに蓮を想う美和となら………
蓮は、きっと本当の自分に戻れる』