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片想いの行方
第1章 2人の蓮
図書室のこの窓は、学校のプールが一望できる絶好の位置。
太陽に照らされてキラキラと輝く水面よりも
もっともっと光っているあの人を見るのが、あたしの放課後の日課。
なのに今日は……
「もうっ、先生の話長すぎなんだから!
準備運動終わっちゃったじゃん」
残念過ぎて、独り言が止まらないあたし。
香月 美和(かづき みわ)
高校2年の17才。
普通の女子高生で……
只今、 プールで泳いでいる鈴木くんに超絶片思い中♡
その彼は既にプールの中にいて、キャップとゴーグルで表情は見えない。
「鈴木くん、気持ち良さそうだなぁ」
周りの誰よりも速く、しなやかに
スイスイ泳ぐ彼を見つめながら、あたしはふぅっと溜息をつく。
鈴木 蓮(すずき れん)
彼が、あたしの初恋であり片思い中の人♡
2年生ながら、水泳部のエース。
高校に入学して1年めの夏に、たまたま鈴木くんの泳ぐ姿を見て、あたしはその瞬間に恋に落ちた。
鈴木くんとあたしは同じ学年でも、クラスが違うから接点はほとんどなかったんだけど
毎日寝る前に神様にお願いしていたから、その祈りが届いたんだ!
2年に進級した時に、あたしは鈴木くんと念願の同じクラスになったの♡
太陽に照らされてキラキラと輝く水面よりも
もっともっと光っているあの人を見るのが、あたしの放課後の日課。
なのに今日は……
「もうっ、先生の話長すぎなんだから!
準備運動終わっちゃったじゃん」
残念過ぎて、独り言が止まらないあたし。
香月 美和(かづき みわ)
高校2年の17才。
普通の女子高生で……
只今、 プールで泳いでいる鈴木くんに超絶片思い中♡
その彼は既にプールの中にいて、キャップとゴーグルで表情は見えない。
「鈴木くん、気持ち良さそうだなぁ」
周りの誰よりも速く、しなやかに
スイスイ泳ぐ彼を見つめながら、あたしはふぅっと溜息をつく。
鈴木 蓮(すずき れん)
彼が、あたしの初恋であり片思い中の人♡
2年生ながら、水泳部のエース。
高校に入学して1年めの夏に、たまたま鈴木くんの泳ぐ姿を見て、あたしはその瞬間に恋に落ちた。
鈴木くんとあたしは同じ学年でも、クラスが違うから接点はほとんどなかったんだけど
毎日寝る前に神様にお願いしていたから、その祈りが届いたんだ!
2年に進級した時に、あたしは鈴木くんと念願の同じクラスになったの♡