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片想いの行方
第34章 真実の願い
* * *
会場を後にして、走ってきた道を戻る途中で
クラスの奴らから、メールが届いていることに気付く。
ご丁寧に、カラオケで熱唱している写真まで添付されていた。
『あ、ヒメ!?
今どこにいるんだよ~何度も電話してんのに出ねーし!』
「…………」
『お前が来ないと女が盛り上がらないんだから、何とかしろよ!』
「……俺、行くって言ってたか?」
クラスの男のすがるような声に、溜息をつく。
『いいから来いよ!
駅前のいつものとこ!
友達を大事にした方がいいぞ!』
ワケのわからない言葉の後、電話は切れた。
……歌なんて歌ってる気分じゃねーんだけど………
そう思いながらも
気分転換をしたかった俺は、駅前へと足を進めた。
会場を後にして、走ってきた道を戻る途中で
クラスの奴らから、メールが届いていることに気付く。
ご丁寧に、カラオケで熱唱している写真まで添付されていた。
『あ、ヒメ!?
今どこにいるんだよ~何度も電話してんのに出ねーし!』
「…………」
『お前が来ないと女が盛り上がらないんだから、何とかしろよ!』
「……俺、行くって言ってたか?」
クラスの男のすがるような声に、溜息をつく。
『いいから来いよ!
駅前のいつものとこ!
友達を大事にした方がいいぞ!』
ワケのわからない言葉の後、電話は切れた。
……歌なんて歌ってる気分じゃねーんだけど………
そう思いながらも
気分転換をしたかった俺は、駅前へと足を進めた。