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片想いの行方
第35章 いつかのお返し

* * *


陽菜ちゃん達にバレないように、そっと研究室を出る。

外階段を降りて、校舎の間を抜けると

新藤さんの言った通り、真ん中に噴水がある芝生の広場に出た。


「わぁー♡ すごい!
大きくてキレイだねー!」


思わず大きな声を出したあたしの目の前に

たくさんの装飾が施された、立派なクリスマスツリーがキラキラと光っていた。

すごいなー!

大学の中にこんな素敵な場所があるなんて。

白い息を空に向かって浮かべながら、じっとその輝きを見つめていると


「美和。 こっちに座ろ」


クリスマスツリーのすぐ近くにあるベンチに座って、蓮くんがあたしを呼んだ。

その両手には、温かい飲み物が握られている。

さっき研究室を出るとき持ってきてくれたんだー!

蓮くんのさりげない優しさには、いつも胸がキュンってする。


「………うん♡」


あたしはニコッと笑って、蓮くんの隣りに座った。
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