この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第37章 ひとつだけの宝物
「……ヒメ……

全然見てないうちに、すごく大人っぽくなってるね……

知らなかった……」


「……………!」



美和の濡れた瞳が、俺をじっと見つめる。

……やばい………

心臓がドクッと鳴る。

こんなに近くで美和を見るのは、かなり久しぶりだ。

俺は思わず視線を外す。


「……そりゃそうだろ。
クラスが変わってから、ほとんど会わなかったし、たぶん1度も喋ってない」

「……そうだね……」



美和は切なそうな表情になる。


………美和にはそう言ったけど。


俺は蓮と美和が付き合ってからも、離れた場所から2人の姿を見ていた。


……見るつもりは無かったし、もう気にしないようにしようと、敢えて避けていたつもりだった。


だけど


自分の意思とは裏腹に


俺が見つめる先にはいつも、蓮に向かって微笑む美和の姿があった。
/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ