この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第38章 最後に、もう一度
「強がりじゃなくて事実だから。
特待生のくせに頭わりーな」


俺がそう言って笑うと、蓮はサッと表情を変えた。


「……そうだ……その衝撃的な事実の方が問題だ。
……なんでお前が俺と同じ……」

「言っとくが俺はマジメ~に受験勉強して、実力で合格したんだよ。
どっかの誰かさんみたいな、 “ 一芸さん ” じゃねーから」

「~~~! てめぇ!!」


鬼の形相になった蓮が、一気に飛びかかってくる。


「えー?
蓮、 ヒメがお前と同じ大学って知らなかったのー?」


呑気にジュースを飲みながら、座ったままの中野が口を開いた。

蓮は目の前に立ち、俺を睨みつける。


「……なにが一芸さんだ。
部活と勉学の実績だ、当然の結果だろ。
3年間遊んでたお前と一緒にするな」

「うるせぇタコ。
それでも受かった俺の方がどー見ても優秀だろ。
いつまでも1番気取ってんじゃねーよ」



………中野のうんざりした2回目の溜息が


リング上のゴングに聞こえて


俺と蓮は、同時にお互いの制服を掴んだ。
/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ