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片想いの行方
第44章 『元気だよ』
ゆっくりと体を起こして、パソコンの前に座る。
受信したメールを開くと
1枚の添付写真と、メッセージが添えられていた。
『美和、久しぶり。
バンクーバーの空を送るよ。
都心から少し離れるだけで、こんなに見えるんだ』
添付ファイルを開き、その写真を画面いっぱいに広げると
海岸線にまだ少しだけ夕陽がかかり、赤いグラデーションが残る空に
とても小さな星粒が、一面に散りばめられていた。
「……きれい……」
電気を消した真っ暗な部屋で、しばらくその星空の写真を眺めていると
メールの文章に続きがあることに気付いた。
『そっちも寒くなってきてると思うから
風邪をひいていないか心配。
……元気にしてる?
蓮 』
受信したメールを開くと
1枚の添付写真と、メッセージが添えられていた。
『美和、久しぶり。
バンクーバーの空を送るよ。
都心から少し離れるだけで、こんなに見えるんだ』
添付ファイルを開き、その写真を画面いっぱいに広げると
海岸線にまだ少しだけ夕陽がかかり、赤いグラデーションが残る空に
とても小さな星粒が、一面に散りばめられていた。
「……きれい……」
電気を消した真っ暗な部屋で、しばらくその星空の写真を眺めていると
メールの文章に続きがあることに気付いた。
『そっちも寒くなってきてると思うから
風邪をひいていないか心配。
……元気にしてる?
蓮 』