この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第57章 溢れる想い

瑠璃は再び出口に足を向けた。


「………さよなら、蓮」


最後の言葉が震えている。

俺はもう、その手を引き留めることはできない。


「………瑠璃、ありがとう」


絞り出すように、その後ろ姿に告げたけど

瑠璃はもう振り返らなかった。


「…………」


再び体をカウンターの前に戻すと

瑠璃の飲みかけのグラスの傍に、俺が前に彼女へ送ったネックレスと

赤いリボンに包まれた小さな箱が置いてある。

そのブランドのロゴを見て、中身が腕時計であることはすぐに分かったけど

その包みを開ける事はしなかった。



俺が今すべきことは


ひとつしかない。

/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ