この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第60章 裏HERO

………美和にとって、困惑しないことは何だろうと考えた。


本当の想いを告げない事

彼女を見守る事


結局、俺ができることは、この2つだって事に気付いたんだ。

なんつーか、本当の愛っていうやつ?

……まぁ、違う気もするけど

俺自身、自分が未来に進む為に、偽ることも大事なんじゃねーかと思い始めた。

この判断が正しいかどうかなんて、もう考える必要もないだろう。


「……色々と冗談言ったり、誤魔化してばかりで。
お前はその度に戸惑っていたと思うけど。
これが俺の本心だから」

「……ヒメ……」


美和は放心したまま、俺を見つめ続ける。


(………安心しろよ、美和)


俺は心の中でそっと彼女に告げた。


“ 蓮との恋を応援し、見守る ”


同じ会社に勤めて、蓮と俺が親友でいる以上、俺達はどうしたって関わなきゃいけない。

そんな美和にとって、1番安心できて、落ち着く関係。

それを演じる事が出来れば、俺は美和を失うことなく、その笑顔をこの先も見続けられる。


陰ながら好きな女を支える、裏のヒーロー。


俺、最高にかっこよくね?
/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ