この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第31章 羽化
   
優子を抱きしめていた。
腕の中で、身体を引き攣らせて嗚咽する優子が、不憫でならなかった。

なぜ私のような男を好きなってしまったのだろう。
優子は私と再会した湖畔のコンビニに戻りたいと泣くが、そもそもあの出逢いが、優子にとって不幸の始まりではなかったか。
私に出逢わなければ、こんな辛い思いをしなくてもよかったのだ。

湖畔のホテルで涼子が姿を消し、それを追った私は信号とパトカーに足止めされ、先を行く涼子を諦め、コンビニのベンチでタバコを吸った。
そのタイミングで、私の元へ優子が舞い降りてくれた。

母と再会したことも、オフィスパークの高級ホテルで優子を諦められなかったのも、真美に無垢の美を感じ取ったのも、涼子のビデオを見たことも、晶子への愛が日々深まっていくことも、子を授かったことも、全てが優子を苦しめるために、密かに準備された辛酸の伏線だったように思えてならない。



/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ