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異常性愛
第1章 私と妻、晶子

私は自覚している。
自分は異質な性的嗜好をもつマイノリティだと思っている。

ただ自戒の念はない。

禁忌なテーマゆえ性的嗜好の個人差を、他人と比較することは難しい。
適正な基準値がなく、正常と異常の境界はきわめて曖昧なものだ。

色欲は動物の持つ普遍の本能だが、
社会的モラルにおける私の性的嗜好を、多数派だと認めるには躊躇がある。


幼い頃から女性に特別な興味があり、小学校に上がる頃には既に、同年代の女の子を性的興味の対象としていた。

初めて自宅に招いた友達は女の子だった。
髪の長い大人びた その子は、無防備にスカートの中を晒してくれた。
少女のタブついた白い下着は、性器部分だけがピンと張っていて、その中身がどうなっているのか想像したのを、今もまだ鮮明に記憶している。
女の子が帰った後には、その子の裸や淫らな姿を夢想し、筍の先端のようなおチンチンを膨らませる、当時の私はいわゆるエッチな少年だった。



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