この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異常性愛
第15章 コンジャンクション
顔を洗った優子がベッドに戻ってきた。
さすがに疲れた私は、優子を抱き寄せて腕枕に寝かせた。
腕の中から優子は私に話しかける。
『乱暴ね。』
『だから言ったろ。』
『誰にでもそうなの?』
『優子にだけだ。』
『ほんと?!』
『ああ、ほんと・・・。』
嘘をついた。
起点は違えど、私は晶子にも暴力的だ。
『真美ちゃんには紳士だったモンね。』
胸をなでおろした。
真美を乱暴に扱わなかったのは理由が違う。
明るく振舞う優子に、私は少し罪悪感が湧いた。