この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
わたしを診て
第2章 本日の診察は終了しました
「服を着てください、瞳子さん。
それから、今日の治療のことは内緒にしてください。
お父様にもです。
本来この治療はかなり高額なのですが、瞳子さんは特別な患者さんですので、
無料でしているんです。
なのでもし口外することがあれば、治療は続けられません」
至って冷静に、春夜はそう述べた。
「わかりました、先生。
私、これからもこの治療を続けたいから黙っています。
先生の治療のおかげで、私なんだか体が温かくなって気分がいいんです」
無垢な令嬢なら、こんな嘘八百でさえ鵜呑みにするのだ!
春夜は瞳子のピュアな心を弄ぶ一方、
その純真さがたまらなく愛しいとも感じていた。
それから、今日の治療のことは内緒にしてください。
お父様にもです。
本来この治療はかなり高額なのですが、瞳子さんは特別な患者さんですので、
無料でしているんです。
なのでもし口外することがあれば、治療は続けられません」
至って冷静に、春夜はそう述べた。
「わかりました、先生。
私、これからもこの治療を続けたいから黙っています。
先生の治療のおかげで、私なんだか体が温かくなって気分がいいんです」
無垢な令嬢なら、こんな嘘八百でさえ鵜呑みにするのだ!
春夜は瞳子のピュアな心を弄ぶ一方、
その純真さがたまらなく愛しいとも感じていた。