この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Moon road〜月への道
第5章 月への道を
タクヤはりえの元に急いでいた。

りえの周りをツトムがうろついているのを知り、危機感を抱いたのだった。

りえの家に到着したタクヤは、りえの姿を見た途端に抱き締めた。

「タクヤくん?」
りえはタクヤの様子に驚いていた。

「ああ…りえ…どこにも…どこにも行かないで。」

「どうしたの?私は…どこにも行かないわ。大丈夫よ。」

タクヤはりえを抱き締め離そうとしなかった。

りえは事務室内で打ち合わせの最中だった。

「タクヤくん…今、打ち合わせ中で、ごめんなさい。時間があるのなら、奥で待っていて。時間はそんなに掛からないと思うから。」

りえはタクヤから離れ、タクヤの頭をポンポンとした。
にっこりと笑うと事務室にまた入って行った。

タクヤはりえが遠くに感じた。

りえが自分の元から飛んで行ってしまうようで怖かった。

タクヤがリビングに行くと、双子と赤ん坊がいた。

タクヤの姿を双子は見つけると、蔓延の笑みを浮かべて走り寄ってきた。
赤ん坊はご機嫌にウックンウックン言っていた。

タクヤがベビーベッドを覗き込むとにっこりと笑った。

この場所は幸せの源なんだと確信した。

赤ん坊のユウトを抱き上げ、タクヤは頬ずりしていた。
「誰の子供でもいいさ。りえの子供だもんな。」
笑っているユウトにタクヤは呟いた。



/367ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ