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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第17章 VS 綾希
「アヤ兄……」

奈緒姫が複雑そうな顔をしている。
俺も何と言っていいかわからない。

「あはは、ごめんごめん。辛気くさい空気になっちゃったね」

綾希さんはにこにこ笑って手を振った。

別れ際、綾希さんは俺に向かって言った。

「今度うちに遊びにきてね。あと、お母さんによろしく」

「はい」

俺を乗せた電車が動き出す。
奈緒姫がホームで手を振っている。
綾希さんは優しそうに微笑んでいた。
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