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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第4章 二年生の教室
私は上級生の教室に向かっていた。
この前周くんに借りた本を返しに行くのだ。

学年が違うと教室のある階も違う。
階段を上ると胸がドキドキした。

クラスの表記を何度も確認して、後ろ側の入り口に立つ。

窓際で周くんがおしゃべりをしているのが見えた。
手を振ってみるが、こっちに気づいてくれない。

大きな声で名前を呼ぶのは恥ずかしい。

「す、すみません。高倉センパイ呼んでもらえませんか」

勇気を出して近くにいた人を呼び止めた。
その人は好奇心旺盛な目でこっちをジロジロ見てくる。
ううう恥ずかしい。
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