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第25章 後夜祭

「あれ、高倉先輩？」

奈緒姫の教室に行くと、奈緒姫の友人が出迎えてくれた。
確かプールにも一緒に来ていた子だ。

「奈緒姫なら、今、高倉先輩に会いに行きましたけど？」

首を傾げられて、俺の頭にも疑問符が浮かぶ。

「すれ違っちゃったかな。もうちょっと探してみるよ」

「はーい。奈緒姫、今日はもう分担ないんで、ゆっくりしてきていいですよー」

にやにや笑われて、ちょっとむず痒くなる。