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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第36章 お墓参り
スコアラーは私が務めることになった。

「えーっと、じゃあ15点先取ね」

備え付けのスコアボードをめくる。

「周、最初のサーブは譲ってやる」

カズ兄は小さな卓球の球を放り投げた。

「俺、運動部じゃないんで手加減してくださいね」

周くんの言葉に、カズ兄は大きな声で言った。

「断る!」

ここまでくると潔いというか。
無理矢理つれてこられた周くんが可愛そうだ。
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