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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第37章 クリスマス
「まず、私、仕事辞める気ないじゃない? 家事もする気ないじゃない?」
「家事出来ないんじゃなくて、する気がないのか……」
俺の呟きは母親には無視される。
「そんな女と結婚したい、なんて男が現れたとして、ちょっとねぇ、親御さんに申し訳ないとか思っちゃうわけよ。今まで大事に育ててきたんだろうに、私なんかが息子さんもらっちゃっていいのかしら、ってね」
「母さんにもそんな感情があるんだね」
「なによぅ! 私だって一応、一児の母ですからね」
母親は子供っぽく頬を膨らませる。
「家事出来ないんじゃなくて、する気がないのか……」
俺の呟きは母親には無視される。
「そんな女と結婚したい、なんて男が現れたとして、ちょっとねぇ、親御さんに申し訳ないとか思っちゃうわけよ。今まで大事に育ててきたんだろうに、私なんかが息子さんもらっちゃっていいのかしら、ってね」
「母さんにもそんな感情があるんだね」
「なによぅ! 私だって一応、一児の母ですからね」
母親は子供っぽく頬を膨らませる。