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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第39章 父親
息子に対する第一声がそれかよ。
ていうか、俺が息子だってわかんないわけ?

言いたいことは膨れ上がるのに、言葉にならない。

男は困惑しているようだった。

「あのさ、前園さん、なんでここにいるの? 俺、自宅教えてないよね?」

その言葉を聞いて、俺は愕然となった。

え?
だって、前園さんって婚約者だよね?

男の目付きは、不審者を見るそれだった。

嫌な予感がして、全身に嫌な汗が噴き出してくる。
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