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少年悪魔
第11章 伝わる想い
つまりね、と遥斗が顔を赤くした。


「僕は、繭が好きだからキスをしたし、こうやって抱きしめたりするんだよ」


繭が一瞬、目を見開く。
「それ、本当?」
「嘘言ってどうするの」
だって、と反論しようとした繭の唇を、遥斗の唇が塞いだ。
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