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カウントダウン
第1章 カ
高校1年で初めての彼氏が出来た。
蒼くんとは付属の中学から一緒で、とにかくモテる人だなぁ。
というのが印象なだけの同級生だったんだけど
蒼くんは誰とも付き合わず、誰にでも優しく
学校のアイドルみたいな存在だった。
みんなの蒼くん。みたいな。
背が高くなくて、どちらかと言うと
カッコいいより、可愛い感じの蒼くんを
好きになったのは中3の文化祭実行委員で一緒になって
みんながめんどくさいと思うようなことも
率先してやってたり、なんかいいな。と思ったのが最初かな。
気がつけば目で追っていて
私もついにアイドルを好きなファンになってしまった。
そう自覚すると、ドンドン蒼くんが好きになっていった。
エスカレーターで同じメンバーとそのまま高校生になり
そのままアイドルの蒼くんは、皆に告白されていたけど
相変わらず誰とも付き合っていなくて。
アイドルの蒼くんに告白して、断られて、そして現実の本命を探すって言うのが
なんだか女の子の間で1つの儀式みたいになって。
私もその儀式をカモフラージュして告白しようと思いついた。
本気で好きでその思いを伝えたかったけど、
蒼くんが女の子の儀式だと思ってくれれば気まずくならないと思ったから。
「蒼くん。好きです」
そんな告白の後にお決まりの「ごめんね」が来るのを予想して
「うん。伝えたかっただけだから」をいう準備をしていた私に
「じゃぁ付き合う?」
と聞こえた時には耳を疑った。
え?
「僕を好きなんだよね?付き合う?」
そう言い返した蒼くんは無表情で
私の事を好きだとは1ミリも思えない。
蒼くんとは付属の中学から一緒で、とにかくモテる人だなぁ。
というのが印象なだけの同級生だったんだけど
蒼くんは誰とも付き合わず、誰にでも優しく
学校のアイドルみたいな存在だった。
みんなの蒼くん。みたいな。
背が高くなくて、どちらかと言うと
カッコいいより、可愛い感じの蒼くんを
好きになったのは中3の文化祭実行委員で一緒になって
みんながめんどくさいと思うようなことも
率先してやってたり、なんかいいな。と思ったのが最初かな。
気がつけば目で追っていて
私もついにアイドルを好きなファンになってしまった。
そう自覚すると、ドンドン蒼くんが好きになっていった。
エスカレーターで同じメンバーとそのまま高校生になり
そのままアイドルの蒼くんは、皆に告白されていたけど
相変わらず誰とも付き合っていなくて。
アイドルの蒼くんに告白して、断られて、そして現実の本命を探すって言うのが
なんだか女の子の間で1つの儀式みたいになって。
私もその儀式をカモフラージュして告白しようと思いついた。
本気で好きでその思いを伝えたかったけど、
蒼くんが女の子の儀式だと思ってくれれば気まずくならないと思ったから。
「蒼くん。好きです」
そんな告白の後にお決まりの「ごめんね」が来るのを予想して
「うん。伝えたかっただけだから」をいう準備をしていた私に
「じゃぁ付き合う?」
と聞こえた時には耳を疑った。
え?
「僕を好きなんだよね?付き合う?」
そう言い返した蒼くんは無表情で
私の事を好きだとは1ミリも思えない。