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カウントダウン
第4章 ト
やっとの意志でお互いに唇を引き離し
蒼くんは自分の胸に私の頭をかき抱いた。
「里香。ここ・・・外」
「ん」
ドキドキして呼吸をするのがやっとで
蒼くんの言葉に、たった一言、返事をするのがやっとだった。
「うち来るか」
それは決定権を私にゆだねていて
私の一言で、決まる。
なんて答えようか一瞬の間が空いた後
「里香。俺の部屋に来いよ。
二人で『彼の部屋の訪問』をカウントしよう」
5年前、きちんと付き合っていたら。
そのうち蒼くんが部屋に招待してくれたかもしれない。
私はきっとドキドキしながら
そのお誘いに「うん」と言ったんだ。
あの時出来なかったことを、今するんだ。
「行く」
私は自分の意志でそう答えた。
蒼くんは自分の胸に私の頭をかき抱いた。
「里香。ここ・・・外」
「ん」
ドキドキして呼吸をするのがやっとで
蒼くんの言葉に、たった一言、返事をするのがやっとだった。
「うち来るか」
それは決定権を私にゆだねていて
私の一言で、決まる。
なんて答えようか一瞬の間が空いた後
「里香。俺の部屋に来いよ。
二人で『彼の部屋の訪問』をカウントしよう」
5年前、きちんと付き合っていたら。
そのうち蒼くんが部屋に招待してくれたかもしれない。
私はきっとドキドキしながら
そのお誘いに「うん」と言ったんだ。
あの時出来なかったことを、今するんだ。
「行く」
私は自分の意志でそう答えた。