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薔薇色タクシー
第2章 ♡インテリ系♡
キィィィッ!


「はい、着いたわよ~ここで大丈夫?」


「うん…遠くまで送ってくれて有難う」


結局あれからもう2回戦頑張っちゃって、終わったら車の中を掃除して、インテリ君の家まで送ってあげた。


「薫子さん…良かったらシャワー浴びていきませんか…」


気遣って言ってくれてるんだろうけど…


「ふふ…そうしたらまた暴走しちゃうかもよ~」


「あ…それはちょっと…」


もう明け方近い、今からなら少しは寝れるでしょう。


私は助手席のハンドルの下のトレーから、名刺を取り出し。


「はい…また薔薇色タクシーに乗りたくなったら連絡してね~」


インテリ君は照れ臭そうに…


「普通に…タクシーとして呼んでもいいんですか?」


「うふっ!勿論よ~サービスするわよ!」


「はははっ有難うございます!あっ幾らになりますか?」


お財布を出そうとするのを制止して


「いいわ!運チンならいっぱい貰ったから」


「え…でも…」


「うふふ…お釣りは出ないけどね」


「薫子さん…」


朝日なのか…

赤くなったのか… 

インテリ君の顔色も、ほんのり薔薇色になった。



バッタン!ブロロロロ~!


満たされた身体は、軽快にハンドルを捌いていく。


「さて…シャワー浴びて、モーニングコーヒーでも飲みますかぁ~!」


朝日に向かって薔薇色タクシーは、走って行った。 


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