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crazy night
第4章 戻れない二人
「有紗…有紗…有紗……ーっ!!!」
士郎は有紗を抱きかかえながら、振り絞るように自分の全てを有紗に注ぎ込んだ。
放心状態の有紗をぎゅっと優しく士郎の太い筋肉質の腕が抱き締める。
「ごめんな…悲しませるような事。もうこれで終わりだから…」
名残惜しそうに、士郎は有紗から身体を離すと、有紗の身体を丁寧に洗い流し、バスタオルを手渡した。
有紗はその場にへたりこむ。
見かねた士郎は、有紗の全身を優しく拭い、白く華奢な身体を抱えて雄二達の元へ戻る。
「次は俺の番~♪」と、また元気になった孝はもう一度有紗を襲おうとするが、士郎が制止した。
ちぇっというような態度をとりながらも孝は士郎のいうことに逆らえない。
そして、有紗の目の前で、孝の撮った画像を消去させた。
士郎は有紗に服を着させると、有紗に雄二を開放させる。
今にも殴りかかりそうになる雄二だったが、有紗が必死にとめ、やっと雄二と有紗は開放されたのだった。
雄二は有紗を連れ、まだ日の上らない街へ帰っていった…
時間は明け方5時前
まだ薄暗い道を雄二は悔し涙を押さえきれずただひたすら有紗に謝り続けていた。
「ごめん…本当に、ごめん…」
始発電車のベルの音だけが、虚しく遠くから響いていた。
士郎は有紗を抱きかかえながら、振り絞るように自分の全てを有紗に注ぎ込んだ。
放心状態の有紗をぎゅっと優しく士郎の太い筋肉質の腕が抱き締める。
「ごめんな…悲しませるような事。もうこれで終わりだから…」
名残惜しそうに、士郎は有紗から身体を離すと、有紗の身体を丁寧に洗い流し、バスタオルを手渡した。
有紗はその場にへたりこむ。
見かねた士郎は、有紗の全身を優しく拭い、白く華奢な身体を抱えて雄二達の元へ戻る。
「次は俺の番~♪」と、また元気になった孝はもう一度有紗を襲おうとするが、士郎が制止した。
ちぇっというような態度をとりながらも孝は士郎のいうことに逆らえない。
そして、有紗の目の前で、孝の撮った画像を消去させた。
士郎は有紗に服を着させると、有紗に雄二を開放させる。
今にも殴りかかりそうになる雄二だったが、有紗が必死にとめ、やっと雄二と有紗は開放されたのだった。
雄二は有紗を連れ、まだ日の上らない街へ帰っていった…
時間は明け方5時前
まだ薄暗い道を雄二は悔し涙を押さえきれずただひたすら有紗に謝り続けていた。
「ごめん…本当に、ごめん…」
始発電車のベルの音だけが、虚しく遠くから響いていた。