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crazy night
第9章 絡まる糸
有紗は朝日の暖かさで、目を覚ます。
以前、自分を犯した男の腕に包まれて…
「我ながら…なに考えてるのか…」
ポツリと呟く。
重い身体を起こす。
昨日は、有紗も士郎も夕飯をとっていなかった。
テーブルにおかれたままのコンビニの袋の中身を確認する。
「うわぁ…男の一人暮らしって感じ。」
見事にカップ麺やビール、つまみしか入っていなかった。
数週間あけていた家の冷蔵庫は、はなからあてにはできない。
まだ眠ったままの士郎を残して、早朝から開いているであろう近くのスーパーへ財布片手に向かい、しばらく分の買い物をすませる。
両手にたくさんの荷物をかかえて部屋に戻ると、玄関のドアからパンツ一枚で士郎が飛び出してきた。
有紗は驚きのあまり、買い込んだ食料を落としてしまう。
「な…何してるんですか!?」
「有紗ちゃん…!!!起きたらカバンも携帯も置いて居なくなってるから…昨日あんな顔して家の前突っ立ってるし…」
プッ…と、吹き出してしまった有紗。
「で?そんな格好で探しに行こうとしたんですか?今度こそ本当に捕まりますよ。」
また嫌味を含めて言うと、クスクス笑いながら家に上がり込んだ。
以前、自分を犯した男の腕に包まれて…
「我ながら…なに考えてるのか…」
ポツリと呟く。
重い身体を起こす。
昨日は、有紗も士郎も夕飯をとっていなかった。
テーブルにおかれたままのコンビニの袋の中身を確認する。
「うわぁ…男の一人暮らしって感じ。」
見事にカップ麺やビール、つまみしか入っていなかった。
数週間あけていた家の冷蔵庫は、はなからあてにはできない。
まだ眠ったままの士郎を残して、早朝から開いているであろう近くのスーパーへ財布片手に向かい、しばらく分の買い物をすませる。
両手にたくさんの荷物をかかえて部屋に戻ると、玄関のドアからパンツ一枚で士郎が飛び出してきた。
有紗は驚きのあまり、買い込んだ食料を落としてしまう。
「な…何してるんですか!?」
「有紗ちゃん…!!!起きたらカバンも携帯も置いて居なくなってるから…昨日あんな顔して家の前突っ立ってるし…」
プッ…と、吹き出してしまった有紗。
「で?そんな格好で探しに行こうとしたんですか?今度こそ本当に捕まりますよ。」
また嫌味を含めて言うと、クスクス笑いながら家に上がり込んだ。