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Cherry boys(短編集)
第2章 プラシーボ

こうして…倉田さんと僕は
めでたく彼氏彼女の関係になった。
「あの時…杉山くんが押し倒してくれて…
嬉しかったんや。ほんとは…
ずっとそうなるのを待ってたんや」
倉田さんは囁いた。
けっきょく…
ミドリナメコはニセ物だったけど…
そのニセ物が無かったら…
僕は倉田さんを押し倒せなかった…。
ミドリナメコの模型を探す貼り紙は
だんだんと古くなり…
知らぬ間に剥がされていた。
まあ…良いっか!
終わりよければすべて良しってことで…。
(おしまい)
めでたく彼氏彼女の関係になった。
「あの時…杉山くんが押し倒してくれて…
嬉しかったんや。ほんとは…
ずっとそうなるのを待ってたんや」
倉田さんは囁いた。
けっきょく…
ミドリナメコはニセ物だったけど…
そのニセ物が無かったら…
僕は倉田さんを押し倒せなかった…。
ミドリナメコの模型を探す貼り紙は
だんだんと古くなり…
知らぬ間に剥がされていた。
まあ…良いっか!
終わりよければすべて良しってことで…。
(おしまい)

