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Cherry boys(短編集)
第3章 妹の友だち
となりの部屋からは…
定雄くんと妹の声がする。

押し殺したような小さな声…
話しの内容は分からない。

でも…声は聞こえる。

隣の部屋に定雄くんと妹がいて…
俺の部屋には優子ちゃんがいる。

この状況で眠れるワケがない。

ベッドに寝ている俺は…
床のマットレスに座っている優子ちゃんに
声をかけた。
「話し声…けっこう聞こえちゃうだろ?」

「そうですねぇ〜」

薄暗い部屋…優子ちゃんの声が聞こえた。
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