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Cherry boys(短編集)
第3章 妹の友だち
定雄くんと美香の話し声が聞こえる。

俺は…優子ちゃんと話したくなった。

「少し…話ししていい?」
俺は勇気を振り絞って優子ちゃんに尋ねた。

「はいっ」
優子ちゃんの声がした。

俺たちの声も妹の部屋にも声が筒抜けだろう。


俺は床の上に座った。

暗い部屋で優子ちゃんと俺は並んで座っている。

こうしたら…小さな声で話しができる。
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