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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第6章 ☆♯04 SceneⅣ(情炎~JOUEN~)☆
食事さえ摂らずに淫事に耽っていることも再々であったが、たまに晃司が廊下に置いてある食事を自ら取りに立つこともあった。
だが、それすらも美月は全く口にしない。つまり、この三日というもの、彼女は呑まず食わずだったと言っても良かった。むろん、多少の水分は取ったけれど、固形物は全く受けつけようとしなかった。
そんな美月を見かねたのか、今朝はほどよく温めたコーンスープを晃司がわざわざ頼んで持ってこさせたのだ。
だが、それすらも美月は全く口にしない。つまり、この三日というもの、彼女は呑まず食わずだったと言っても良かった。むろん、多少の水分は取ったけれど、固形物は全く受けつけようとしなかった。
そんな美月を見かねたのか、今朝はほどよく温めたコーンスープを晃司がわざわざ頼んで持ってこさせたのだ。