この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第9章 ♯06 SceneⅥ Autum Park
 産婦人科病院からマンションまでは歩いて十数分程度の距離になるだろうが、美月には、あの頃、子どもを生むといった考えなど全く頭になかった。病院の存在どころか、名前すら知らなかったのだ。
 あれからまだ二ヵ月余りしか経っていないのに、随分と長い時が流れたように思える。
 十一月を迎えた公園は今、秋たけなわだ。
 あの頃、美月が座って蝉の音(ね)に耳を傾けた木陰のベンチは今も変わらず、同じ場所にあった。
/540ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ